自分の道具なのだから本来なら自分ですべところなのは言うまでもないが、4年生の頃、他の野球お父さんから、 「4年生にはまだ無理でしょう」と言われていたので、何となくそのままでいた。

先日も、私のグローブの手入れと併せて息子のグローブを磨いたが、この日は、息子が磨いたらしい。
そして、「自分の好きな形にしたい」らしく、ゴムまで使って何かしている。

コーチに何か言われたらしいが、ようやく、道具の管理に関心を持ってくれるようになったか・・・
という思いである。

しかし、正直なところ、今更自分好みの形にはならないと思うが・・・

素材を、ジュラルミンとすることで選択していったが、なかなか息子の身長にあったジュラルミン製のもので、 スイートスポットがミドル（中距離打者）のものが無く、何件もスポーツ店をさまよっていた。

しかし、結局どこにも無く、息子が何となく印象が良かった、青木モデルを購入することに。
スイートスポットがトップ（ホームランバッター用）であり、細身のバットで、どうかなとも思ったが、触れる範囲で探した中で 一番雰囲気が良かったらしいので、これで決定することに。

後は、振り込む（お金でなく、素振りですよ・・・笑）だけなのだが・・・

これまではお兄ちゃんのお古の自転車に乗っていたが、小さくなったことは元より、ブレーキが効かず、 危ない状況だった。

とても中途半端な時期の購入で随分悩んだが、ブレーキの問題に加え、これまで自分の自転車を購入したことが無い次男 （お古ばかり）だったので、「まぁ、いいか」という感じで購入。

物欲に乏しい次男なので、自分からは決して「買って欲しい」とは言わないのだが、買うと、そこは子ども（大人でも一緒か）、 とてもうれしそうにしている。

1回戦はくじ引き上、不戦勝で2回戦からの登場。
相手は、2週間前に、「ノーヒットノーラン投手リレー」を食らったチームである。

この2週間、相手を想定した上で、相手投手に合わせた打ち方などを徹底して練習したが、順当なら相手の方が力が上。

しかし、監督、コーチと皆さん、勝機はあると睨んでいる。
出来れば終盤まで小数得点の接戦でもつれ込んで相手の焦りを買おうとのもくろみであった。

ゲームが始まると、これが2週間前にノーヒットで負けた相手との試合かと疑うような、打撃ぶり。
思惑とは異なったが、点の取り合いで、終盤まで。

基本的にはリードしている場面が多かったのだが、最終回に追いつかれ、その後は特別延長（無死満塁から始まる）を2回・・・
その間、何度もピンチを凌いできたが、最後に力尽きいた・・・という感じで、内野ゴロの間に得点を奪われサヨナラ負けである。

この負け、単なる負けでなく、夏の全国大会出場を逃したことになる敗戦（試合の後に知った・・・）となってしまった。

それにしても、2週間でここまで変わるというか、成長するというか、子どもの力は偉大である。
負けたけど、本当にナイスゲームだったと感じる。

この後も、全国大会は無いが、市の大会など、秋まで戦いは続くので、この上級生達がどこまで成長するか楽しみにしていきたい。

いつもスコアを付けられる方が、大事な一戦を心おきなく応援したいとのことで、替わってベンチに入り、スコアラーを・・・

投手戦のスコアは楽であるが、点の取り合いとなったこの様な試合は大変。
まして、『特別延長』何て知らないし・・・

なかなか緊張した時間を送らせていただいた。